不動産担保ローンのプロが教える本当に役立つ情報

不動産担保ローンとは?

不動産担保ローンとは、自分の土地や建物などの不動産を担保に入れることで、大きな資金を借りられるローン商品です​。

担保を提供する分、無担保のローンよりも低金利ローンとして大きな金額の融資を受けられる点が特徴で、事業資金や他ローンの借り換えなど多様な目的の資金調達に活用されています​。

ただし、返済ができなくなると担保に入れた不動産が競売にかけられるリスクがあるため、利用前に仕組みや特徴を十分理解することが大切です。

不動産担保ローン利用のメリットとデメリット

不動産担保ローンには、他のローンにはない様々なメリットがありますが、一方で注意すべきデメリットも存在します。

不動産担保ローンを利用するメリット

メリット.1低金利で借りられる

担保のおかげで金利が抑えられ、無担保ローン(カードローンやビジネスローン)よりも有利な利率で借入可能です​。

実際、日本貸金業協会の統計によれば、無担保貸付の平均金利が約14.93%であるのに対し、不動産担保ローンなど有担保貸付(住宅ローン除く)の平均金利は約3.66%となっています​。

メリット.2高額の融資が受けられる

不動産評価額次第では、融資限度額が1億円以上になるケースも珍しくありません​。

無担保ローンの上限(一般に数百万円~1,000万円程度)と比べ、桁違いの高額融資が可能です。

メリット.3長期の返済期間に対応

不動産担保ローンは返済期間を長く設定でき、35年ローンを提供する金融機関もあります。

返済期間が長ければ月々の返済負担を減らせるため、大口資金でも無理のない返済計画を立てやすくなります。
(※ただし長期化すれば利息総額は増える点に注意)

メリット.4審査に通りやすい傾向

担保がある分、審査は無担保ローンより柔軟になる場合があります。

特にノンバンク系の不動産担保ローンは「審査が甘い」とも言われ、銀行融資を断られた方でも利用できるケースがあります。

不動産担保ローンを利用するデメリット

デメリット.1融資実行まで時間がかかる

審査で不動産評価が必要になるため、カードローンのように即日融資とはいきません。

スピード対応を掲げる会社でも融資まで最短数日~数週間はかかるのが一般的です。

※実際、カードローンは最短即日可能なのに対し、不動産担保ローンは最短でも数日程度です。

資金が必要になるタイミングに余裕をもって申し込みましょう。
デメリット.2各種手数料がかかる

不動産調査や登記などに関わる費用が発生します。

無担保ローンでは利息以外ほとんど費用はかかりませんが、不動産担保ローンでは事務手数料・不動産評価料・印紙代・登記費用といった諸経費が必要です。

融資金額の◯%と定められる事務手数料もあり、借入額次第では合計で数十万円に及ぶこともあります​。

低金利で借りられても手数料負担を含めるとトータルコストが高くなる場合があるため注意が必要です。

デメリット.3返済不能時は不動産を失うリスク

万一返済できなくなると、担保不動産に設定された抵当権に基づき競売にかけられる恐れがあります。

滞納が続き金融機関が回収不能と判断すれば競売手続きへ移行し、自宅など担保を失う可能性があります​。

大切な不動産を守るためにも、確実に返済できる範囲で借入れることが重要です。


不動産担保ローン会社を選ぶポイント!

不動産担保ローンを検討する際、以下のポイントで各社のサービスを比較することが重要です。

金利(利率)の比較

金利は返済総額を左右する最も重要なポイントです。

一般に不動産担保ローンは低金利と言われますが、具体的な利率は金融機関や商品によって異なります。

銀行系は年1~5%台の変動金利を提示することが多く、ノンバンク系では年3~10%前後の幅広い金利帯が設定されます。

例えば銀行系の東京スター銀行「スター不動産担保ローン」では金利0.85%~8.25%程度、ノンバンク系の「セゾンファンデックス」では2.9%~9.9%程度の金利範囲が設定されています​。

契約時に適用される金利タイプ(固定・変動)や上限金利も確認し、自分にとって無理のない利率か比較しましょう。

なお、統計上も無担保ローンより有担保ローンの方が平均金利は大幅に低いことが報告されています​。

各社の金利を比較し、可能な限り低い金利で借りられる金融機関を選ぶことが大切です。

融資額(借入可能額)の比較

「いくらまで借りられるか」も重要な比較ポイントです。

不動産担保ローンは不動産評価額に応じて大口の融資が可能で、上限1億円以上のプランも多数あります​。

たとえば不動産評価次第では5億円規模の融資に対応するノンバンクも存在します。

一方、銀行系では上限1億円程度のケースが多く、逆に最低借入額が数百万円からと設定されていることもあります。

自身の資金需要に見合った上限額・下限額かを確認するようにして下さい。

また「担保余力」(既存の住宅ローンが残っている場合、その残高を差し引いた担保価値)によって実際に借りられる額は左右されます。

基本的に担保評価額の7~8割程度が融資目安となることが多いですが、社内基準により異なるため各社の基準を比較してみてください。

想定する資金額を確保できる金融機関を選ぶことがポイントです。

審査スピードの比較

「いつまでに資金調達が必要か」はローン選びの重要条件です。

審査スピードは不動産担保ローンごとに大きく異なります。

一般に銀行は審査に時間がかかり、融資実行まで数週間~1ヶ月以上要する場合があります。

一方、ノンバンク系ではスピード審査を売りにする会社も多く、最短即日融資を掲げるところもあります​。

例えば「日宝」や「トラストホールディングス」では条件が揃えば即日融資も可能とされています。

また、セゾンファンデックスは「最短3営業日でのスピード審査」を公言しており​、AGビジネスサポートやアサックスも最短3日程度での融資実行に対応しています​。

ただし、不動産の調査や契約手続きにはどうしても時間がかかるため、「即日」はあくまで特例と考え、通常は数日~数週間の余裕を見ておきましょう。

急ぎの資金ニーズがある方は、できるだけ審査回答が早い金融機関を選ぶか、事前に必要書類を揃えて手続きをスムーズに進める工夫が必要です。

口コミ評価(信頼性)の比較

実際に利用した人からの口コミ評価や評判も、金融機関を選ぶ上で参考になります。

融資条件が良くても対応が悪かったりトラブルが多かったりしては安心して借りられません。

インターネット上のレビューやランキングサイトの評価をチェックして、信頼できる会社か見極めましょう。

例えば、東証プライム上場企業グループが運営するセゾンファンデックスは大手の安心感があり利用者からの信頼も厚い傾向があります。

東京スター銀行の不動産担保ローンは大手比較サイトで総合ランキング第1位に選ばれるなど高い人気を得ています。

知名度やグループ企業の信用力も一つの判断材料になります。

また、「問い合わせ時の丁寧さ」「融資実行までのサポート体制」などサービス面の評価も重要です。

口コミ評価が高い会社は総じて対応面でも安心できる場合が多いため、金利やスピードだけでなくサービスの質にも目を配りましょう。

公式サイトに掲載された利用者の声や第三者機関の顧客満足度調査があればぜひ参考にし、自分が信頼できる金融機関を選ぶことが大切です。